環境への取り組み

環境方針

基本理念

当社は建築材料の接合材メーカーとして製品、サービスを通じ施工環境や居住環境の健全性の維持・向上に努めます。
サプライチェーン全体における温室効果ガス削減の責任を果たすべく製品の開発から廃棄に至るまでの過程で省エネルギー、
省資源に取り組みさらには持続可能な調達や製造プロセスの構築を見据えた活動を推進することで循環型社会の実現に貢献します。

行動指針

1.CO2排出量を2030年度までに、2020年度から10%削減させます。

2.環境負荷の少ない製品・工法の開発及び販売を実施します。

3.次の事項の取り組みを重点的に推進します。
    ・資源の合理化、環境配慮型品の購入推進
    ・製造段階における環境負荷低減
    ・製品輸送、ご使用、収集段階での環境負荷低減
    ・再資源化等の可能性向上(リサイクルの容易化)
    ・従業員の環境を意識した社会貢献活動


4.全従業員の働く環境改善及び環境意識向上のための取組みを推進します。

グローバル・グリーンプロジェクト
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新GGマークの表示基準

当社では 1990年代から環境対応接着剤の開発に取り組んでいます。
これは、日本の住宅では居住の快適さを追求した結果、高気密化や高断熱化が進み、換気不足の影響もあり、建材などから発生する揮発性有機化合物(VOC)の影響を受けやすくなりました。
シックハウス症候群の大きな要因であるVOCの低減は業界に課せられた重要課題となっています。
1996年に発足した産学官からなる研究団体「健康住宅研究会」に当社は参画し、また1999年には、社内にグローバル・グリーン(GG)プロジェクトを発足させ、環境に関わる厳しい製品基準を独自に設け、条件を満たす製品のみにGGマークを表示する取り組みで、業界に先駆けて環境対応接着剤を市場に投入してまいりました。
そして、2006年には従来のGGよりも製品基準をさらに厳しくした「新 GG」基準を次のように設定いたしました。

  • 厚生労働省提示の11物質に対して、チャンバーでの測定濃度が指針値以下であること
  • 総揮発性有機化合物(TVOC)が400μg/m3以下であること
  • 6物質(アスベスト、塩素系溶剤、第一種有機溶剤、クロルピリホス、ダイアジノン、フェノブカルブ)を含まないこと
  • 悪臭物質(1993年指定22物質)を含まないこと
  • 溶剤を使用しないことが原則であり、あえて表記しない
グローバル・グリーンマーク
グローバル・グリーンマーク

CO2削減に向けた取り組み

CO2排出量の推移

廃棄物のリサイクル対策

循環型社会を構築するため、事業活動に伴い発生する廃棄物の排出量をできる限り抑制するとともに、リサイクルを推進し、処分量(非再資源化廃棄物)の削減に取り組んでいます。

環境負荷の少ない、製品・工法の開発及び販売

製品や接着工法の開発において、環境負荷を減少させる取り組みを行っております。
具体的には安定した接着性を維持しつつ、塗布量が少なく済む接着剤開発や従来工法から接着工法へ変更する事により輸送から施工までトータルでCO2削減を行うなど、より環境に配慮した製品開発や工法の提供に努めてまいります。

省エネルギー対策

地球環境に大きな影響を与える温暖化を防ぎ、脱炭素社会を実現するために、事業活動のあらゆる段階において省エネルギーに努めてまいります。太陽光発電設備の導入や省エネ性能を持つ設備導入・更新のほか、照明(水銀灯・蛍光灯)のLED化、社用車のエコカー切り替えなど、省エネ化と再生可能エネルギー活用を推進していきます。

当社では、このような取り組みを通じ、SDGsの目標達成に貢献してまいります。