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EVA樹脂系接着剤
EVAとは、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(Ethylene-Vinyl Acetate)の略称である。
簡単に表現すれば、酢酸ビニルの骨格にエチレンを付加したものである。
このEVA樹脂は、酢酸ビニルと付加されたエチレンの含有比率により、その性質が大きく変わる。一般的概念として、大半を酢酸ビニルが占めれば酢酸ビニル樹脂の性質が強く現れ、エチレンの比率が上がるに連れ、EVA特有の柔軟性や耐候性能等の特異な性質が向上する。因みに、酢酸ビニルを介さずエチレンのみで重合すると、日常生活で馴染み深いポリエチレンになる。通常市販されているEVAの酢酸ビニル樹脂とエチレンの比率は、得られる性質と価格等から、工業的にはある一定の範囲の物が供給されている。
その性質は、柔軟性に富み、かつ耐候性、耐薬品性、透明性、或いは着色性に優れており、また近年は、熱を加えると溶融し再利用可能となる熱可塑性の特長が受け入れられ、主にリサイクル用途に多用されている。
接着剤用途では、毒性が低い事等から、その特長を強調したエマルション型が多用されている。他の1液型の樹脂に比較し、広範な材料に対する接着性が良く、各種フィルムのラミネート加工、金属とフィルム、金属と無機材料等の接着に、また、セメントとの相性に優れるため、各種セメント混和剤としても利用されている。
以下に、一般的なEVA樹脂の特長と主な用途を紹介する。
特長
| 柔軟性 | 摂氏-50℃の低温域でも安定した柔軟性を示す。 |
|---|---|
| 耐候性 | 耐候性に優れる。また、耐オゾン性も良好である。 |
| 耐薬品性 | 弱酸、アルカリ等に比較的安定である。 |
| 透明性 | 柔軟性に富む反面、引張り強度が強く、また引裂き強度も大きい。 |
| 引張り強度 | 塩ビのように塩素を含まず、焼却時にダイオキシン等の有害なガスを発生しない。 |
| 安全性 | 構造的に柔らかいため可塑剤を必要とせず、可塑剤による汚染がない。 |
| 汚染性 | 熱可塑性樹脂として、再利用が可能である。 |
| リサイクル性 | 熱可塑性樹脂として、再利用が可能である。 |
用途
- 接着剤用途
- フィルムのラミネート用接着剤、モルタル接着増強剤、粘着テープの粘着剤、各種ホットメルト
- 土木・建築用途
- 接着剤、塗料、建築土木用止水シート、防水シート、各種フィルム、サッシュのガスケットなど。
- 電気用途
- 洗濯機排水ホース、掃除機、冷蔵庫パッキン、フレキシブルコードなど。
- その他
- 農業用フィルム、玩具、人工芝、室内装飾品、各種包装材、サンダル、三輪車用タイヤ、各種靴底など。
タイルメント商品紹介
| モルメントEV-300 | モルタル混和剤として接着用途、モルタル接着増強用途。 |
|---|---|
| EVA-61TS | アルミニウム・塩ビ鋼板と、石こうボード等との接着用。 |
| EVA-86 | モルタル混和剤として接着用途、モルタル接着増強用途。 |








