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接着剤の選定 その3
今までに接着剤の硬化機構、樹脂の特長等を説明してきたが、分かり難いという方にとっておきの方法を説明する。
接着剤の硬化皮膜には大別して以下の2通りのものに分類される。
- 硬化して硬い皮膜を作るもの・・・エポキシ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤等
- 柔らかい皮膜をつくるもの・・・酢酸ビニル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤等
柔らかい材料を張り付けるには②の硬化して柔らかい皮膜を作る接着剤が適している。
例えば紙と紙を張り付ける場合ショウフ糊とか木工ボンドを使用するが、エポキシ樹脂系接着剤では「たわみ」に弱く使用出来ない。靴や鞄などの革製品等にはゴム系接着剤が良く利用される。金属でもアルミ箔等の薄い金属の場合はアクリル樹脂系接着剤やゴム系接着剤がよく利用される。但し、重い材料を張り付けると材料の重みで硬化皮膜が伸び最後には剥落してしまう。
硬い材料を張り付ける場合には①の硬化して硬い皮膜を作る接着剤が適している。コンクリートにタイルや石材を張る場合はエポキシ樹脂系接着剤を使用する。厚みのある金属と金属、コンクリートとコンクリート等にはエポキシ樹脂系接着剤を使用しておけば問題は無い。
重い材料を張り付けるには①の硬化して硬い皮膜を作る接着剤が適している。重い材料を張り付ける場合は接着剤が硬化するまで位置を固定しておく必要がある。重さで位置がずれると設計した場所と異なった場所に接着したり、浮いた状態で接着したりして強度低下を招く恐れがある。スペーサー、トンボ木等を使用して硬化まで養生をするのが賢明である。








