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ここがポイント!施工技術

接着剤の選定 その2

前回は接着剤の硬化機構による分類と施工上のポイントを説明したが、接着剤そのものの特長も知っている必要がある。 今回は建築用に使用される接着剤の樹脂別特長を説明する。

1.接着剤の樹脂別特長

建築の現場で使用される接着剤の樹脂別特長を知っておくと接着剤の選定を間違えないで済む。

1) 酢酸ビニル樹脂系溶剤型接着剤
最も一般的に良く利用されている接着剤である。比較的色々なものに接着し、コストも安いが、耐水性、耐熱性に劣る。
硬化皮膜は比較的柔らかく柔軟性がある。一般に充填剤が使用されており、若干の凹凸にも使用出来る。
溶剤型である為使用する場所は換気をよくしておく必要がある。
2) 酢酸ビニル樹脂系エマルション型接着剤
樹脂の特長は溶剤型と同じであるが、溶剤型に比べ充填剤が殆どないため凹凸の大きい場所への施工には向かない。
一般にいう木工ボンドであるが、樹脂の粒子径、固形分などにより硬化速度が異なる。
充填剤が使用されていない為、接着面をのこぎりで切ったりカンナで加工することも可能である。水分を吸ってアバレル材料(モザイクパーケット等)に使用する場合は釘の併用が必要である。
3) アクリル樹脂系エマルション型接着剤
酢酸ビニル樹脂系と比べ接着性はかなり良い。又、耐水性も改善されている。 特に仕上材に多い塩ビ系の被着材には良い接着性を示す。木材の接着は汚染する場合があるので注意を要する。 分子量の大きさにより、ゴム系の様な粘着を持つ物からかなり硬い硬化皮膜を持つものまで多種の処方がある。
4) クロロプレン系溶剤型接着剤
ゴム系の接着剤の代表的な存在である。両面に塗付し、ある程度溶剤を飛散させてから叩くように圧着して張り合わせる。金属、木材、プラスチック等色々なものに良い接着性を示し、耐熱性、化学抵抗性もある。 主成分がゴムであり、クリープ荷重が加わる個所への施工は避けた方が良い。 トルエン等の溶剤を含んでいる事から、被着材の溶解には注意を要する。(特に発泡プラスチック等)又、塩ビ系仕上材に含まれる可塑材の移行を起こし易いので注意が必要である。 溶剤型である為使用する場所は火気厳禁の表示をし、換気をよくしておく必要がある。
5) SBR系ラテックス型接着剤
床用接着剤の中では代表的な接着剤である。張付可能時間が長く作業性は極めて良い。 コストも安く火気の心配はいらないが、耐水性は良くない。SBR系ラテックスだけでは接着性は余りよくない。それを補うものとして粘着付与剤が添加されているが、基布付の床仕上材であれば接着に問題はない。
6) エポキシ樹脂系接着剤
主剤と硬化剤に分かれ、使用する時に2液を指定された配合比で混合して使用する。 広範な材料に対して接着性がよく、耐水性、耐熱性、化学抵抗性等に優れる。但し、コストは高い。化学反応型である為、硬化速度は温度の影響を受け易く、冬季は硬化までに1日以上養生が必要である。又、夏季は逆に大量に混合すると早く硬化しすぎて作業中に硬化が始まる事があるため注意が必要。又、硬化剤は皮膚に触れるとカブレを起こし易い。漆でカブレル人は要注意。
6) ポリウレタン系接着剤
ポリウレタン系接着剤には1液タイプ(プレポリマー形)と2液タイプ(ポリウレタン形)がある。 1液タイプは空気注の湿気と反応して硬化するが、2液タイプは主剤(プレポリマー)と硬化剤(ポリオール)に分かれている。プレポリマーが空気中の湿気と反応して硬化する為、貯蔵安定性が良くない。 広範な材料に対して良い接着性を示し、特に塩ビ系材料に対する接着性は良い。 硬化皮膜はゴム弾性を持ち、耐水性、耐熱性、耐寒性に優れる。コストは高い。
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