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タイルの施工
タイルと一口にいっても種類は色々ある。施工の方法も多い。その中で最も気を付けなければならない点について説明する。

- タイル裏足の形状
1.タイルの種類
タイルの種類は分類方法によって色々分かれるが、接着剤での施工という面からみると、裏足の大きさ(形状)が最も大きな問題である。湿式で作られたタイルはその製法から裏足が大きく、均一になっていない。乾式で作られたタイルは裏足が小さく形も均一である。接着剤は本来薄く塗布して貼り付けるのが好ましい事から裏足の少ない乾式のタイルの施工に向いている。また、タイルのサイズも重要である。一般的に20cm角までの大きさに限定して考えた方がよい。 それ以上のサイズになると施工中にズレが発生したりして問題が起こりやすい。 セメント系での施工を考えるとタイルの吸水率が大きく影響する。従って吸水率による分類が重要になってくる。セメント(モルタル)は水分が充分でないと硬化しない。ALC版に吸水率の高いタイルを圧着で施工すると間違いなくドライアウトを起こし、タイルの剥離に繋がる。


- 乾式下地の木組み

- 計量し混合

- 保水剤の使用

- バイブレーター

- 入り隅、出隅処理

- 付着のチェック
2.施工上の注意
1) 接着剤での施工
- 下地は平坦平滑にする。・・・下地の精度が仕上がりの精度になる。
- 浴槽への接着剤の使用は避ける。
- 温泉、銭湯等の業務用の浴室の壁面には耐水型の接着剤を使用する。
- 入り隅、出隅、取り合い部はタイルをのみ込みとしないで、シーリング剤を使用する。
- 張り付け可能時間内にタイルを張り、最後のタイルを剥がし接着剤の付着状態を確認する。
- 目地は接着剤が硬化するまで詰めず、目地材は貧調合のモルタルとする。
- 厨房の壁はガスレンジとの間を充分とる。
- 乾式下地(ボード類など)の場合は下地木組を細かくする。(300mmピッチの格子組)
- 2液型の接着剤は必ず配合比率を守り、よく撹拌してから使用する。1回に練る量を少なくする。
- 大きなスパンの施工する場合は伸縮目地を設ける。
2) セメントモルタルでの施工(圧着張りなどの薄塗り工法)
- 乾式下地(ボード類など)への直接施工は避ける。
- 吸水性の高い下地、タイルはあらかじめ水湿しをする。
- 現場調合の貼り付けモルタルには必ず保水剤を入れる。
- 一度締まった貼り付けモルタルは使わない。
- 張り付けモルタルは風で表面が乾きやすいため、施工時は風を避けシート養生をする。
- 密着性を高めるため、バイブレータの利用をするか又はタイル側にも張り付けモルタルを塗る。
- 張り付け可能時間内にタイルを張り、最後のタイルを剥がし接着剤の付着状態を確認する。
- 1回に練る量を少なくし、塗り広げる面積は10分~15分以内に施工出来る面積とする。
- 入り隅、出隅、取り合い部はタイルをのみ込みとしないで、シーリング剤を使用する。
- 大きなスパンの施工する場合は伸縮目地を設ける。
3) 共通事項
- ①下地は平坦平滑にする。・・・下地の精度が仕上がりの精度になる。
- ②張り付け可能時間内にタイルを張り、最後のタイルを剥がし接着剤又は張り付けモルタルの付着状態を確認する。
- ③入り隅、出隅、取り合い部はタイルをのみ込みとしないで、シーリング剤を使用する。
- ④目地は接着剤又は張り付けモルタルが硬化するまで詰めず、目地材は貧調合のモルタルとする。
- ⑤厨房の壁はガスレンジとの間を充分とる。
- ⑥大きなスパンの施工する場合は伸縮目地を設ける。








