ボード類下地
ボードと一口に言ってもその種類は非常に多く、まして商品名になると一冊の本が出来るほどです。 代表的な物でも合板(コンパネを含む)、石膏ボード、フレキシブルボード、ケイカル板等材質、強度、表面状態がかなり異なります。
接着下地としてみた場合、特に以下の点に注意が必要になります。

- 目違い
1.目違い(段差)
ボードの厚みは同じでも下地組み等によりジョイント部に段差が生じる場合があります。
クロス等の薄物を貼り付ける場合は仕上げに直接影響がでてきます。
ビス山が出ている場合は良好な接着は得られません。逆にビス山が凹んでいる場合にはパテ処理をし、パテが硬化するまで養生します。
ボードを取り付ける際は割れや欠けに注意が必要です。
資材置き場では必ず直置きにせず、タルキなどの上に厚板を置きその上に保管します。
コーナー部は外部からの衝撃で欠けることもあり、部屋の隅に保管されることをおすすめいたします。

- 下地組み
2.タワミ、伸縮、反り(下地の動き)
ボード類下地で特に重要なのは下地組みです。 腰壁までは300mmピッチの格子組、それ以上は300mmピッチの流し組をおすすめします。
過去の苦い経験ですが、フレキシブルボード下地でスタッドが450mmピッチの流し組の下地に、エマルジョン系の接着剤で陶器質タイルを張った現場がありました。
施工後1日でタイルの表面が大きく反り返り、クレームとなって現場へ呼びだされました。まだ施工してない下地を見るとビス止めの間隔も450mmピッチになっており、ボードを張った職人さんはボードの上に陶器質タイルを張るとは聞いていなかったそうです。
結局ボードを剥がし工事はやり直しになりましたが、ゼネコンの現場監督が本当に水分の影響かを調べるため(接着剤の影響があるのではないかと?)再現性の試験をしました。
当然水だけでも反りが生じ、下地組みを変更してもらいました。勿論ビス止め間隔も狭くして再度施工してもらいました。
下地は「アバレル」ものだと最初から注意した方が無難です。

- 表面の粉ふき
3.表面強度
ボード類の表面は様々な材料が使用されています。 接着下地としての要件は充分な表面強度を持っている事です。最近は余り見かけなくなりましたが、ケイカル板は表面に粉をふいたような物もあり特に注意が必要です。そのような場合は表面強度を補強するため、材料に浸透して硬化するタイプのプライマーを使用する事をお勧めします。但し、後で使用する接着剤との相性がありますので、接着剤メーカーに問合せをした方が無難です。
接着剤の試験をする場合「カバ材」をよく利用します。これは材質が均質で表面強度が安定しているからです。
表面強度が低い場合は重い物の接着は避け、できるだけ面接着を心掛けるのが良いと思われます









