新GGマークの表示基準
当社では 1990年代から環境対応接着剤の開発に取り組んでいます。
これは、日本の住宅では居住の快適さを追求した結果、高気密化や高断熱化が進み、換気不足の影響もあり、建材などから発生する揮発性有機化合物(VOC)の影響を受けやすくなりました。
シックハウス症候群の大きな要因であるVOCの低減は業界に課せられた重要課題となっています。
1996年に発足した産学官からなる研究団体「健康住宅研究会」に当社は参画し、また1999年には、社内にグローバル・グリーン(GG)プロジェクトを発足させ、環境に関わる厳しい製品基準を独自に設け、条件を満たす製品のみにGGマークを表示する取り組みで、業界に先駆けて環境対応接着剤を市場に投入してまいりました。
そして、2006年には従来のGGよりも製品基準をさらに厳しくした「新 GG」基準を次のように設定いたしました。
- 厚生労働省提示の11物質に対して、チャンバーでの測定濃度が指針値以下であること
- 総揮発性有機化合物(TVOC)が400μg/m3以下であること
- 6物質(アスベスト、塩素系溶剤、第一種有機溶剤、クロルピリホス、ダイアジノン、フェノブカルブ)を含まないこと
- 悪臭物質(1993年指定22物質)を含まないこと
- 溶剤を使用しないことが原則であり、あえて表記しない